1970年〜80年代に「ディスコの女王(Queen of Disco)」として米ポップチャートをにぎわせた米歌手ドナ・サマー(Donna Summer)さんが17日早朝、63歳で死去した。家族が明らかにした。
米芸能情報サイトTMZによると、サマーさんは肺がんを患っていたが、新作アルバムの仕上げに取り組んでおり、体調が悪化したのはこの数週間のこととみられるという。
サマーさんはボストン(Boston)のキリスト教徒の家庭に生まれた。地元教会のゴスペル合唱団で歌い始め、10代でモータウン系グループに加わる。「ホットスタッフ(Hot Stuff)」(79年)や「Carry On」(97年)など、5回のグラミー賞(Grammy award)を受賞。また「愛の誘惑(Love to Love You Baby)」(75年)、「バッドガールズ(Bad Girls)」(79年)、「情熱物語(She Works Hard for the Money)」(83年)などのヒット曲がある
★ドナ・サマー(Donna Summer、1948年12月31日 - 2012年5月17日)は、アメリカ合衆国のポップ・ミュージック歌手。マサチューセッツ州ボストン近郊のドーチェスター出身。グラミー賞を5回受賞
経歴
1970年代にジョルジオ・モロダーのプロデュースにより、ディスコ・ミュージックの第一人者として活躍し「ディスコの女王」(Queen of Disco)と呼ばれ、一世を風靡した。
1980年にデヴィッド・ゲフィン率いるゲフィン・レコードへ古巣のカサブランカ・レコードから移籍。その後、彼女が「AIDSはゲイに対する天罰である」と発言したとされ、ファンの多くがゲイであったために反感を買った。1991年、彼女はこうした報道に対して否定コメントを記者会見上で涙ながらに発表している。
1990年代から2000年代にかけては目立ったヒット曲はないが、元祖ディスコクイーンたる由縁か、ビルボードのダンスまたはクラブ・チャートにおいてトップ10入りする常連であった。
2008年5月に9年ぶり(オリジナルアルバムとしては17年ぶり)となる『Crayons』を発表、ここからのシングル3曲「I'm A Fire」、「Stamp Your Feet」、「Fame (The Game)」そして「To Paris With Love」が2008年から10年にかけて4曲連続でビルボードのダンス・チャートで1位を記録。「To Paris With Love」は彼女にとってビルボードの各シングル・チャートにおける通算22曲目の1位となった。
主なヒット曲は『ホット・スタッフ』、『愛の誘惑』、『恋はマジック』、『マッカーサー・パーク』、『バッド・ガール』、『情熱物語』、『イッツ・フォー・リアル』、『アイ・ウィル・ゴー・ウィズ・ユー』、『ラスト・ダンス』 など。
2012年5月17日(現地時間)朝フロリダで亡くなった。享年63歳 原因は肺癌。 乳がんの闘病生活を続けていたと言われるが、亡くなった原因は肺がんだったと報道されている。 2001年の9.11の際、ニューヨークにいて、アスベストを含む粉塵を吸ったことで肺がんになったと本人は考えていたと一部で報じられている。
ディスコグラフィー
アルバム
Lady of the Night(1974年日本未発売)
Love To Love You Baby 愛の誘惑(1975年)
A Love Trilogy ラブ・トリロジー(1976年)
Four Seasons of Love フォー・シーズンズ・オブ・ラブ(1976年)
I Remember Yesterday アイ・リメンバー・イエスタデイ(1977年)
Once Upon a Time ワンス・アポン・ア・タイム(1977年)
Live and More ライブ・アンド・モア(1978年)
Bad Girls 華麗なる誘惑(1979年)
On The Radio オン・ザ・レイディオ (1979年)
The Wanderer ワンダラー(1980年)
Donna Summer 恋の魔法使い(1982年)
She Works Hard for the Money 情熱物語(1983年)
Cats Without Claws キャッツ・ウィズアウト・クロウズ(1984年)
All Systems Go オール・システムズ・ゴー(1987年)
Another Place and Time アナザー・プレイス・アンド・タイム(1989年)
Mistaken Identity ミステイクン・アイデンティティー(1991年)
Christmas Spirit クリスマス・スピリット(1994年)
I'm a Rainbow アイム・ア・レインボー(1996年、しかしレコーディングは1981年)
Live & More... Encore! ライブ&モア・アンコール!(1999年)
Crayons クレヨン(2008年)
シングル
(日本盤シングルとしてリリースされた曲に限り邦題を「 」内に表記。)
The Hostage 「恐怖の脅迫電話」(1974年) (ただし当時はドンナ・サマーとして)
Lady Of The Night (1974年) (欧州のみリリース)
Love To Love You Baby 「愛の誘惑」(1975年)
Could It Be Magic 「恋はマジック」(1976年)
Try Me I Know We Can Make It 「愛のたわむれ」(1976年)
Spring Affair 「スプリング・アフェアー」(1976年)
Can't We Just Sit Down (And Talk It Over) 「貴方のひざで」(1977年)
I Remember Yesterday 「アイ・リメンバー・イエスタデイ」(1977年)
Love's Unkind (1977年) (欧州のみリリース。)
I Feel Love (1977年) (日本では「貴方のひざで」のB面としてリリース)
Rumour Has It (1977年) (日本では「ワンス・アポン・ア・タイム」のB面としてリリース)
Once Upon A Time 「ワンス・アポン・ア・タイム」(1977年)
I Love You 「アイ・ラブ・ユー」(1977年)
Down Deep Inside (Theme From "The Deep") 「ザ・ディープのテーマ」(1978年)
Last Dance 「ラスト・ダンス」(1978年)
MacArthur Park 「マッカーサー・パーク」(1978年)
Heaven Knows 「ヘブン・ノウズ」(1978年)
Hot Stuff 「ホット・スタッフ」(1979年)
Bad Girls 「バッド・ガールズ」(1979年)
Dim All The Lights 「ディム・オール・ザ・ライツ」(1979年)
Sunset People 「サンセット・ピープル」(1979年) (欧州・日本のみリリース)
No More Tears (Enough Is Enough) 「ノー・モア・ティアーズ」(1979年)
On The Radio 「オン・ザ・レイディオ」(1979年)
Walk Away 「ウォーク・アウェイ」(1980年)
The Wanderer 「ワンダラー」(1980年)
Cold Love 「コールド・ラブ」(1980年)
Looking' Up 「ルッキング・アップ」(1980年) (日本のみリリース。)
Who Do You Think You're Foolin' (1980年) (日本では「ルッキング・アップ」のB面としてリリース)
Love Is In Control 「恋の魔法使い」(1982年)
State Of Independence 「ステイト・オブ・インデペンデンス」(1982年)
Protection 「プロテクション」(1982年) (日本・欧州でリリース)
The Woman In Me (1982年) (日本未発売)
She Works Hard For The Money 「情熱物語」(1983年)
Unconditional Love 「アンコンディショナル・ラブ」(1983年)
Love Has A Mind Of Its Own 「愛を心に」(1983年)
There Goes My Baby 「ゼア・ゴーズ・マイ・ベイビー」(1984年)
Supernatural Love 「スーパーナチュラル・ラブ」(1984年)
Eyes (1984年) (欧州のみリリース)
Dinner With Gershwin 「ディナー・ウィズ・ガーシュウィン」(1987年)
All Systems Go(1987年) (欧州のみリリース)
Only The Fool Survives 「オンリー・ザ・フール」(1987年)
This Time I Know It's For Real 「イッツ・フォー・リアル」(1989年)
I Don't Wanna Get Hurt 「アイ・ドント・ウォナ・ゲット・ハート」(1989年) (米国未発売)
Love's About To Change My Heart 「チェンジ・マイ・ハート」(1989年)
When Love Takes Over You (1989年) (欧州のみリリース)
Breakaway (1990年) (日本未発売)
When Love Cries 「ホエン・ラブ・クライズ」(1991年)
Work That Magic 「ワーク・ザット・マジック」(1991年)
Carry On (1992年) (日本未発売)
La Vie En Rose (1993年) (欧州のみリリース)
Melody Of Love 「メロディー・オブ・ラブ」(1994年)
Whenever There Is Love (1997年) (日本未発売)
I Will Go With You 「アイ・ウィル・ゴー・ウィズ・ユー」(1999年)
Love Is The Healer (1999年) (日本未発売)
The Power Of One (Theme from "Pokémon 2000") (2000年) (日本未発売)
You're So Beautiful (2003年) (日本未発売)
I Will Live For Love (2003年) (日本未発売)
I Got Your Love (2005年) (日本未発売)
I'm A Fire (2008年)
Stamp Your Feet (2008年)
Sand On My Feet (2008年)
Fame (The Game) (2008年)
To Paris With Love (2010年)
日本公演
1979年
6月19日 日本武道館、21日,22日 大阪フェスティバルホール 1987年
12月11日新潟県民会館、 12月12日横浜スペシャル・イベントサイト 12月14日福岡サンパレス、 12月16日名古屋市公会堂 12月18日大阪厚生年金会館、 12月19日,20日NHKホール(東京) 12月21日新高輪プリンスホテル「飛天の間」(ディナー・ショー)(東京) 1991年 American Music Awards in Yokohama Arena
3月23日 横浜アリーナ 1994年
12月14日,15日 六本木ヴェルファーレ、16日 大宮ソニックシティ、19日 神奈川県民ホール
なお、大宮ソニックシティでの公演は5曲ほどで中止になった。これは前日までの六本木ヴェルファーレ公演で喉を潰してしまったためで、次の神奈川県民ホールでのコンサートのチケットとの引き換えか、全額返金という形で対処された。
カバー、他
ブロンスキー・ビート・アンド・マーク・アーモンド『アイ・フィール・ラヴ』 ブロンスキー・ビートはゲイによるエレクトロ・ポップ・バンドで、マーク・アーモンドもゲイである。
シーナ・イーストン『恋の魔法使い』
アンダーワールドの『キング・オブ・スネイク』のベースラインは『アイ・フィール・ラヴ』のものを手本にしている。
マドンナ 『アイ・フィール・ラヴ』 Confessions Tourのオープニングにて持ち歌の「Future Lovers」と共に披露。
特記事項
有名になる前、約8年間ドイツを中心にヨーロッパで歌手活動をしていたため、ドイツ語が堪能であった。ドイツ語圏の国でテレビに出演する時などはドイツ語で話し、英語は使わなかった。
1991年に来日公演した時に彼女の髪が金髪だったのは、その年にリリースされたアルバム"Mistaken Identity"のジャケット撮影の直後にその公演が行われたため(そのアルバムのジャケットで彼女は”人違い”の意のタイトルに因んで金髪であった)。よってあの金髪は かつらではなく、染めた地毛であった。
日本好きであるが、寿司は大の苦手。
アルバム『クレヨン』に収録されている曲『ブリング・ダウン・ザ・レイン』の著作権収益は紛争の続いているダルフールの援助のために、全額寄付されている。
影響を受けたアーティスト
スティービー・ワンダー
マヘリア・ジャクソン
ジュディー・ガーランド
影響を与えたアーティスト
マドンナ
カイリー・ミノーグ
ビヨンセ
レディー・ガガ 他。